医師国家試験とは2
医師国家試験試験内容
厚生労働省より示される試験内容は以下の通り。
臨床上必要な医学及び公衆衛生に関して、医師として具有すべき知識及び技能。
試行問題を出題し、これは採点から除外する。
出題基準
司法試験のように出題科目が限定されているのではなく、基礎医学・臨床医学・社会医学などすべての医学関連科目が出題範囲である。また、科目ごとの試験ではなく、すべての科目を取り混ぜた総合問題形式である。それぞれの専門分野から選出された医師国家試験委員によって、考案され、出題される。
医師として知っておくべき内容を出題するとして、3年に1度「医師国家試験出題基準」が出され、そこに挙がっている項目、疾患、症候等を基本として出題される。しかし、全科に渡って膨大な項目数であり、試験委員の意向によってはかなりの奇問も出題され、専門の医師ですら解答に困難な問題も少なくない。
世間では「医師なら誰でも解ける内容」と誤解されがちだが、医学関連の全分野から出題され、また、それぞれの専門分野における最新の知見に基づいて出題されるため、出題範囲は極めて広く、専門分野以外の問題については、主要領域等を除いて、ベテランの医師ほど解答に苦慮するとさえ言える。
諸外国の医師国家試験は、医学生~専門医まで何段階かの試験段階制度を施行しているものが多く、徐々に専門領域の試験となっていくものが多いが、日本の場合、国家資格としての試験は「医師国家試験」1 回であり、また日本の「医師」という国家資格は名目上すべての「診療科」を扱うことが出来る資格であるため、1 回の「医師国家試験」で問われる領域は限りなく広くなり、個々の問題の難易よりも、出題範囲の広さから、世界的に見ても難度の高い試験となっている。
現在、試験は3日間、A~Iまでの9セクション、合計550題(試行問題が30題であった場合530題)のMCQ問題である。それぞれ一般問題1点、臨床問題3点で計算される。また必修問題は、2問以上間違うとそれだけで不合格となる禁忌肢問題が含まれている。
試験構成
必修一般
必修臨床
一般総論
一般各論
臨床総論
臨床各論
臨床各論
臨床長文
試行問題